
・プログラマーになりたいけど、きついのは嫌だな…
こんな悩みを解決できます。
先に結論を言うと、「他業種と同じく、働く企業によって異なる」が正しい答えです。
ネットで「プログラマー」と検索すると、長時間労働で終電まで帰れないとか、労働時間のわりに給料が安いなど、マイナスな声が多く出てきます。
実際、このマイナス面もあり得る話で、長時間労働を強いられる企業もあるのは事実です。
ただそれはIT業界にかかわらず、他の業界でも同じです。結局は業種や職種で一括りにするのはナンセンスで企業に寄りけりです。
僕は現役のプログラマーとして働いていますが、僕の会社では全くそんなことはなく、定時に帰りたい人は帰るし、スキルアップのために残ってやりたい人はやる、といった具合です。
ではなぜこれほどまでに「プログラマーはきつい」と言われるのでしょうか?
この記事では、「プログラマーはきつい」と言われる理由を客観データと現場のリアルな声に基づいて解説します。
この記事を読み終えると、「プログラマーはきつい」と言われる本当の理由が分かりますよ。
ぜひ読み進めてみてください。
もくじ
「プログラマーはきつい」と言われる理由
結論:SES(客先常駐)で働く人の割合が高いから
これが結論です。SES(客先焼酎)で働く人の割合が高いからです。
冒頭でも述べた通り、長時間労働を強いられるや労働時間のわりに給料が安いなどは、どの業種、職種でもある話です。
しかし、IT・Web業界ではSESで働く人の割合が高い、つまり長時間労働や労働時間に対して薄給の環境下で働く人の割合が高いので、これほどまでに「きつい」と言われるのです。
SESとは?
SESとはSystem Engineering Serviceの略です。
IT業界のシステム開発の契約形態は大きく2つあります。
- 顧客から依頼されたシステムを納品し、納品物に対して対価をもらう
- 技術者の労働を提供し、労働に対して対価をもらう(SES)
SESは、2つ目の「労働に対して対価をもらう」契約形態のことです。
SESのプログラマーは客先に常駐して客先の都合に合わせて働かなければならないので、長時間労働になりやすいです。
こういった状況から「SESはブラック企業であることが多い」とよく言われていますね。
IT業界では9割以上の企業が客先常駐をしている
こちらのデータを見てください。これはIT業界でのアンケート調査で、客先常駐をしている企業の割合を示しています。
「IT業界では9割以上の企業が客先常駐をしている」ということですね。
このデータにはシステムエンジニアなどのプログラマー以外の職種も含まれていますが、傾向としてはプログラマーも同じです。
こういったことから
IT・Web業界ではSESで働く人の割合が高い → 長時間労働や薄給の環境下で働く人の割合が高い
という構図になり、これほどまでに「プログラマーはきつい」と言われるのです。
自社開発や受託開発の企業は優良企業である割合が高い
一方で、自社でサービスを展開している自社開発企業や企業としてシステム開発を受託している受託開発企業は、比較的優良企業である割合が高いです。
なぜなら、社内で人材をコントロールできるからです。
SESの場合だと常駐先の都合に合わせる必要がありますが、自社開発や受託開発では忙しい時期は社内応援を回したり、フリーランスを雇ったりとある程度融通を利かせることができます。
もちろん、自社開発でもサービスリリースに向けたスケジュールがタイトになれば忙しくなったり、受託開発も納期が近づくと忙しくなったりしますが、社内で調整ができる分、そこまで体力的にきついということにはなりません。
実際、僕も残業は多くても月20時間くらいにはおさまっていますよ。
プログラマーになるなら自社開発or受託開発がオススメ!
上述した通り、働き方や給与の面からもプログラマーになるなら、自社開発もしくは受託開発の企業に就職するのがオススメです。
もちろんSES企業でも優良の企業もありますが、ブラック企業の割合が高く、IT業界に詳しくない人がそれを判断するのは困難なので、あまりオススメしません。
未経験から自社開発or受託開発のプログラマーになれるのか?
「プログラミング未経験から自社開発or受託開発の企業に就職できるのか?」と疑問を持つ方もいるかもしれませんが、結論、できます。
ただ、何となくプログラミングを独学で始めて学習を進めても、自社開発or受託開発の企業から内定を獲得するのは難しいです。
こちらの記事で、僕の体験をもとに、プログラミング未経験から自社開発or受託開発の企業に就職・転職する方法を解説しているのでぜひ参考に読んでみてください。
未経験からプログラマーになるには?【経験者が実体験をもとに解説】
プログラマーになると実現できる生活
この記事を読んでいる方は、何かしらのきっかけで「プログラマーになりたい」と思っている方だと思います。
今現役のプログラマーとして働いている身から助言させて頂くと、ぜひその想いのままにプログラマーを目指してください!
なぜなら、これほどまでに働き方の自由度が高く、高収入が見込めて、未経験からでも目指せる職は他にないからです。
プログラマーは働き方の自由度が高い
プログラマーの働き方の自由度は本当に高いです。
企業の規則にも寄りますが、例えば、以下のような点です。
- 服装は自由
- 音楽を聴きながら仕事できる
- フレックス勤務
- 在宅勤務
- 週3日勤務
- 海外ノマドしながら働ける
このように、パソコン1台あれば仕事ができるので、場所や時間、勤務体系の自由度が非常に高いです。
プログラマーは年収1000万円の高収入も目指せる
また、プログラマーは高収入も目指せます。
プログラマーは専門職なので、正社員の平均年収は他職種よりも高い傾向にあります。
さらに、2,3年企業で経験を積んでフリーランスエンジニアになれば、年収1000万円という高収入を手にすることもできます。
なぜこれほどまでに高収入なのかというと、IT・Web業界では圧倒的にプログラマーが足りておらず、需給バランスが崩れているからですね。
しかも、このプログラマー不足の状況は今後も長期的に続くと予測されています。
なので、今プログラミング未経験でも、数年あればこういった働き方や収入を実現できるので、プログラマーは本当にオススメできる職種です。
まとめ:「プログラマーはきつい」は気にせずプログラマーを目指そう!
今回は、「プログラマーはきつい」と言われる理由を客観データと現場のリアルな声に基づいて解説しました。
上述した通り、プログラマーは今から誰でも目指せて、働き方や収入面で大きな可能性を持っている職種です。
僕はこれほどまでに可能性のある職は他にないと思っています。
今プログラマーになるか悩んでいる方も、ぜひこちらの記事を参考に自社開発or受託開発のプログラマーを目指してみてください。
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